幸せの閾値が低い人生

激務薄給ならぬ“ゆる務薄給”でも楽しく生きていきます

だれかとの対話メモ(アイドルを好きということ)

アイドルが誰かと恋愛したり、結婚したりするニュースを受けて

 

 

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だれか:何故裏切られたとは思わないのか?

 

わたし:抱いているのが恋愛感情というような感じではないから。もちろん好きで、他の誰よりも大切な存在には感じているけど、私のものではないし、独占したいとは思わないから。アイドルである、みんなのものである推しを見たいから。

 

だれか:恋愛禁止をルールにしていたら、そのルールを破ったことに失望しないのか?

 

わたし:しない。

 

だれか:どうして?

 

わたし:そもそも恋愛を禁止していることには賛成していないから。私は彼彼女がアイドルだから出会えたので、アイドルというものになってくれたことには感謝しかないが、アイドルという呪縛には囚われてほしくない。人間として、彼彼女という個人として生きてほしいから。

 

だれか:アイドルは恋愛禁止にすることで、ファンの恋人ではないか。恋人への裏切りだろう。

 

わたし:私はアイドルの恋人になりたいわけではないので、アイドルはファンの恋人であるという概念がいまいちよくわからないんだ。

恋愛禁止を強いられた人間に恋愛感情を抱いた場合、それは絶対に叶わないのに、その折り合いはどうつけているのか知りたい。彼彼女を見るたびに、ああ独占したい、自分だけのものにしたい、自分だけを見てほしい、でも、でも、アイドルである限り絶対にそれが叶わないじゃないですか。それって、大好きな人を見ているのに辛すぎないか? どうして好きなのに辛くならなければならないんだろう。

それか、もしものすごくポジティブで、自分は彼彼女のパートナーになれると信じているんだろうか、それなら妄想でハッピーだし辛くはないよね……でも、そうすると最終的に彼彼女にルールを自分で破らせるわけだし、アイドルとしての彼彼女を見られなくなるわけで、その自己矛盾はどうしてるんだろう。

 

わたし:そりゃあ一目惚れ的に好きになることもあるし、惚れてはいるけど……

 

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何億年かぶりにはてなブログにログインしたら残っていた下書き。いつ誰とどんな経緯で話したのかもわからないし、これを何故ブログの下書きに入れていたのかもわからない。

たぶん数年前に誰かと話して、それをきっかけにいろいろ思考を巡らせたんだろうな。

 

最後の方に言っている「自己矛盾」は、たぶん、好きだから別にアイドルとしての彼彼女じゃなくてもいいんだろうな、と今では思う。「アイドル」そのものへの価値観が私と違うんだろう。

 

恋愛・結婚しかり、卒業しかり、アイドル(だけではなく、人間全体)を応援していればいろいろな出来事が起きるけど、基本的に私は全肯定過激派なのが昔からそうだったんだなと思った。